IT専門調査会社IDC Japanは、国内通信事業者のソリューション/マネージドサービス市場における2009年の実績見込みと、2014年までの市場規模予測推移を発表しました。これによると、2009年における各サービスの市場規模は、iDC(インターネットデータセンターサービス)が3,683億円、セキュリティサービスが3,303億円、SIソリューションが941億円、ネットワーク運用保守が952億円となりました。今後は、セキュリテサービスとiDCが市場を牽引するとIDCではみています。
業界再編や新興国など成長市場への拠点展開、データセンターへのICT資産集約動きなど、アウトソーシングサービスを提供する事業者にとって好材料はあるものの、企業のIT投資におけるコスト削減圧力は依然として高い傾向が続いているようです2010年以降のソリューション/マネージドサービス市場は、景気後退の影響によるコスト削減圧力やコモディティ化などによって、価格競争による市場規模拡大の鈍化が懸念されます。一方で、IT資産をオフバランス化したい、あるいはTCOを削減したいというユーザーニーズは継続しており、初期コストや運用負荷の削減効果が高いサービスを中心に、市場を牽引していくとIDCではみています。
特に、セキュリティサービスでは、引き続きコンプライアンス対応を目的としたセキュリティシステム脆弱性対策や情報漏洩対策に関連したソリューションや、TCO削減効果の高いセキュリティシステム運用管理サービスの需要が市場の追い風になると考えられています。また、iDCサービス市場では、サーバーやネットワーク機器のレンタルや運用監視サービスなどの付加サービスが、IT資産をオフバランス化したいというユーザーニーズに訴求しつつあり、コロケーション/ホスティングのベース契約を上回る成長率で拡大するとIDCではみています。
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